はち捕り物語
「このはちが イナゴを もっていく あとを おいかけて
いけば はちのすに たどり つけれるよ」
「そーかー たろちゃん あったまいいーー」
「このはちを よーく みはって いろよ」
こうして たろちゃん ごろちゃんは はちが イナゴをもって
いくのを おいかけました
でも はちは そらを とび
ちいさいため すぐに みうしなって しまいました、
「たろちゃん やっぱり むりだよ はちおいなんて」
「うまくいかないなー」
たろちゃんは よほど くやしかったのか そのよるの
ゆうはんの ときも なにもいわず おちこんでいました。
しんぱいした およめさんが わけを ききましたが
たろちゃんは なにも いいませんでした。
そのばん たろちゃんは およめさんが ふとんの
わたをすいて いるのを ボーとして みていました。
そのときです いっぴきの はえが わたにとまり
わたを あしに からませて よたよた とんで たろちゃんの めのまえを よこぎりました。
たろちゃんは 「これだ!!」 とさけび きゅうに げんきに なりました。
およめさんは たろちゃんが きゅうに げんきに なったので あたまが へんに なったのか?
と おもいました。
たろちゃんは おおよろこびです。
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