はち捕り物語


つぎのひ たろちゃんは あさ はやくから おきて  ごろちゃんを よびに いきました。
ねむい めを  こすっている ごろちゃんを ひっぱって いさんで  はたけにいき イナゴを いっぱいとりました。
そして はちが くるのを まちます。
そして はちが イナゴを たべはじめた とき  よういしてあった さくばんの ふとんの わたを  はちが たべている イナゴの にくに つけました。
「よし ごろちゃん これで おっていけるぞ!」  たろちゃんが おもった とおりでした。
はちは イナゴをもって とび あがりましたが  わたが ついて いるため よたよたと とんで いきます。
その うしろを たろちゃんと ごろちゃんは  ひっしに おいかけました。
そして ついに ふたりは おおきな はちのすを みつけました。
ふたりは はちのすを とり いえに もってかえり さっそく  はちのこ をたべてみました。
その おいしいこと おいしいこと それに からだの おくから げんき もりもり  はちのこを たべてから ふたりは こだからにも めぐまれ  たのしい まいにちを おくりました。
こうして しんしゅうでは はちとりが さかんに なりました。

めでたし めでたし。と。

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