ベースの製作
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天体写真はフィルムで撮るのが当たり前だった頃、私が使っていたのは事もあろうにオリンパスOMシリーズでした。結局300mm
F2.8のような高価なレンズが遊んでいることとなり、非常に悔しい思いをしておりました。かといって冷却CCD用のレンズアダプターには、OM用が見あたりません。ましてやST純正のフィルターターレットがついた状態では無理のようです。今まで色々な可能性を検討してきましたが、バックフォーカスがあまりにも短いことがネックとなって、なかなか実現できずにいましたが、先頃ふっと思いつき試してみました。 まあ、いずれにしても、ST-9のピクセルサイズにこんな短焦点は全く無意味でしょうけどね・・・。 ベースは3mm厚のアルミ板(どこのホームセンターにもある物。本当は52Sで作りたかったのですが、よい厚みの物が手元になかった。)です。取り付けはST-9を構成しているネジを流用することとし、必要部分を実測します。バヨネットはCアダプターから外した物。後は裁断と穴開けだけです。 |
バヨネットの取り付け
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バヨネットを取り付けたところです。Cアダプターに標準のビスは短いので、ホームセンターに置いてある「精密ネジセット」から選びました。下穴はタップも立てずに、いきなりビスをねじ込んであります。 |
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試しにカメラ用広角レンズを取り付けてみました。見た目はよくありませんが、使えそうです。 |
ST−9への取り付け
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ST-9に取り付けたところ。実際にはシグマ APO 300mm F2.8を取り付けて、C/2007 N3を撮影してみました。予想通り観賞用としては無理がありますが、広がりのある物の観測用としては使えそうです。 |
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HIROYUKI KASUGA