はち捕りQ&A
ホームページを開設した所 いろいろな質問を寄せられましたので ここで「はち捕りQ&A」として
はち捕りに関する様々な事柄を Q&A形式により紹介します。ここでは地蜂に関してのQ&Aを紹介します
Q:はち捕りって時期は有るのですか?
A:有ります
蜂を捕って食べるのはだいたい9月中頃より10月いっぱい位です。
初めに取り始めるのは9月20日と決めています、なぜか?と言うのは
毎年9/20日頃が満月だからです。 満月の日になると蜂の子
が一番詰まっていると言われています。(なぜか?は知りません)
私の仲間内では昔から言われています。
長野県では10月いっぱいが捕れる時期でしょう 暖かい他県へ
行けばもっと遅くまで捕れます。
以前静岡県で12月15日に取りに行きました、狩猟解禁日
でしたので山で猟銃を持っている人と会いました。もう少しで
撃たれる所でした、銃声が聞こえてました。
Q:地蜂を追うときは 餌は何を使いますか?。
A:私が小さい頃は 田でかえる(トノサマガエル)を捕まえ皮をむき、棒につるし(残酷)餌にしました
今はニジマスを使います。 先日スーパーにニジマスを買いに行った時です、
店のおいさんが「今日のニジマスは美味しいよ、お兄さん買っていって!!」
と威勢良く言われ、「じゃー2匹下さい」と言ったら食べ方まで教えてくれました、
「実ははち追いに使うのです」と とても言えませんでした。
(おいさんごめん)
イカを使う時もあります。はさみで丸く切り わたを付けるとき使います。
Q:すかしと言う取り方とは?
A:「すかし」とは飛んでいる地蜂を見て、巣の有る方向を長年の経験から判断し、
蜂の巣を見つけるやり方です。
第一に目が良いこと、後は経験で巣から出てきた蜂か?巣に帰ろうとしている
蜂か?遊んでいる蜂か?見極めます。そしてあたりを付け追い込んでいき
巣を見つけます。
蜂を目で追うには、飛んでいる虫の中から蜂を見抜く必要が有ります。
肉で蜂を追うより効率が良いのですが、一日中すかしをやっていると目が
真っ赤に充血しとても疲れます。
Q:今までで最高の大きさの天然の蜂の巣は?
A:自己紹介にも載せて有りますが3.5kgです 11月の初め頃でした。
4分の1は抜けていましたが、いっぱいの時は5k近くは有ったかも??
蜂の通っている穴は子供のゴムまり位の大きさでした、そばに行くだけで
門番の蜂が襲ってきました。
大きな蜂の巣は蜂が通うとき「穴から蜂柱が立つ」と聞いていましたが
その通りでした。
穴に近づくと蜂の羽音がビービー(英語で蜂はBee)言っていました。
Q:地蜂に種類は有りますか?
A:普通地蜂と言うのは白黒の地蜂を言います。学名でクロスズメバチです
でも私が知る限りでは4種類有ると思います。
1.ノーマルの地蜂
地中に巣を作り普通1〜1.8Kgの巣を作る 場所によりもっと大きくなる
2.ばか蜂
地中に巣を作りノーマルの地蜂の様だが大きくても600g程度の巣しか
作らない。餌に食いつかない。働き蜂がほとんど女王蜂位大きい。
巣がティッシュの用に柔らかくほわほわしている
巣の穴の側に人間が居ると 帰ってきた蜂が穴に入っていかない
また飛び方もヘリコプターのように元気の無い飛び方です。
3.木すがり
地蜂そっくりだが地中に巣を作らず やぶの枝に巣を作る。蜂が大きい。1Kg位の巣を
作るが。中の蜂の子は早く親になり出ていってしまう 滅多に無い
4.黄色すがり
標高の高いところに行くと居ます。地蜂の白い所が薄黄色のミツバチのような
地蜂です。 巣はあまり大きくしませんが(1Kg位)れっきとした地蜂です
葉の上に停まっているところ、飛んでいる所はミツバチと言うか?黄色スズメバチの小型版の様です。
上の蜂の名前は我々が勝手に付けた名前です。本当の名前は知りません
Q:地蜂を飼うと聞きますが 養蜂業の様に飼えるのですか?
A:飼えます
信州では7月の中旬以降から8月の盆頃までに蜂の巣を捕ってきて
庭先の土の中、専用の箱の中等で飼います。ペットの様にかわいがり
毎日地蜂の通う所を眺めて元気に会社に出勤します。
その可愛がりようは 自分は野菜を食べ肉を飼っている地蜂に与えます。
霜降り牛肉、豚肉、アジ、刺身など与えます。
また、雨が降れば穴の上に傘をさしてやり。雨がかからないようにし
かわいがります。
好きな人は毎年数個は飼います。家の庭先は蜂だらけになります
私も毎年1〜4ヶ飼います。
猛犬注意ならぬ猛蜂注意の看板が必要?かな?
Q:いつころまで飼いますか?また飼ってどうするのですか?
A:普通10月の半ばか終わり頃までです。巣を大きくして食べます。
私は飼っている蜂は食べませんので、11月終わり頃まで飼っています。
暖かい年は12月初め頃まで飼っています。来年の女王蜂が出ていき、蜂が
通わなくなり、最後は働き蜂が穴の回りで日向ぼっこしていますので
蜂蜜などをやっています。最終的には死んでしまうのですが・・・
毎年蜂を捕り、食べますのでせめてもの償いと思ってこうしています。
来年も蜂取りが楽しく出来ますようにと・・・・
Q:越冬させて養蜂業の様には出来ませんか?
A:女王蜂の人工越冬ができます。私はまだ行ったことはありませんが
岐阜地方では盛んに行っているようです。また岐阜、信州でも地蜂を
愛する人が毎年トライしているそうです。
私が購入しました「ヘボ(地蜂)騒動記」と言う書物には詳しく記載
されていました。(この本は岐阜の学校の先生が書いた本です)
Q:蜂に刺されたときはどうすれば?良いのですか?
A:やはり 医者に行くのが一番と思います。
昔から「おしっこをかける」「みそをつける」と言い伝えられていますが・・・
刺されてから「具合が悪くなる人(お酒に酔ったときのようになる)」
「じんましんが出る人」は至急お医者に行ってください。点滴を受ければ
直ぐ良くなります。
「腫れるだけの人」はほっとけば、1週間くらいで直ります(ちょっと痒いですが)
2度刺されると危ないと言いますが刺されたところが痛いだけ、腫れるだけの人は
大丈夫です。私なんて100回以上刺されています。
でも・・私の友人hiroroさんから面白い情報を寄せていただいたので
ご紹介します(hiroroさんありがとうございました)
まず 刺したはちの巣を探します、
その蜂の巣を取り、その蜂の子を手ですりつぶします(きもち悪)
そのすりつぶした「蜂の子を」刺された所に塗ります(もっと きもち悪)
1時間くらいで腫れが引け、痛みもなくなるそうです。
これは本人の体験談からとの事です、私もまゆつば?物か?と思ったのですが
本人が「ホントだ!!」と力説していましたのでもし機会のある方は、
試してみてください。
(私は保証しかねます・・あしからず)
私の家に代々伝わる「はち草」を、もんで刺された所に付けていると1晩で良くなります。
私は毎年のようにお世話になっています。
これが「はち草」です。
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