自作の部屋
何でもありの製作記 第13回
薪小屋を造る
基礎を作る

手作りする物がまだまだありました。それも今までで一番の大物が。
それは、薪ストーブの主役、薪を貯蔵する「薪小屋」。
初めてのことも多く、無我夢中でやっていたら、ほとんどの写真を撮り忘れてました。ほんの数枚の写真で流れだけでもご説明を(増設中の写真を加えました)。
まずは柱の基礎を作ります。柱の数は6本で設計したので、6箇所に基礎の穴を掘ります。掘った穴にブロックを置いてパイプを渡し、水準器でおよそのレベルを出します。一度ブロックを退け砂利を投入し、再度ブロックを置いて今度は正確にレベルを出します。レベルが出たらブロックの周りに水で練ったインスタントコンクリートを流し込みます。
骨組み組み建て

ブロック周りのコンクリートが固まったら、およその形の単管パイプの骨組みを取り付け、ブロックの穴にコンクリートを流し込み固定しちゃいます。パイプの下部には、抜け防止のSUSボルトを取り付けてあります。もちろん柱の垂直は水準器でしっかり出して。
屋根・フェンス・ブロック取り付け

コンクリートが固まってしまえば、後は一気呵成に組み立てるだけ。傾斜を付けた屋根パイプに、垂木を取り付け、ポリカーボネイトの波板を取り付けます。本来は強度上、ここまでオーバーハングすべきではないのですが、材料を無駄にしたくなかったので買ってきたサイズそのままで作っちゃいました。
小屋の三方と仕切りを覆っているのは、ワイヤーメッシュの崩れ防止柵。この部分を何で作るかに迷いましたが、強度と価格の点でこれを採用。経時変化を見てみる必要がありますが、まずはOK(両端の薪を井桁に組むことで、崩れる心配がないことが解り、増設部には設置しませんでした)。
床に敷いてあるのはコンクリートブロック。この部分もパイプにするとか色々考えましたが、価格や歩きやすさからこの方法を採用。結果オーライ。薪の乾燥など通気性を確保するには絶対必要です。
完成

今までに割ってある薪や、新築廃材の入った袋を全て置いてみました。片方の部屋をその年に焚く薪を、もう片方にはその年に入手して来年まで乾燥する薪を置くように考えましたが、かなりの収容量です。これが間口3M、奥行き1.5M、高さ2Mで、横方向に延長することが出来ます。
伊那市のプレミアム商品券は入手し損ねましたが、飯島町の商品券を入手できた(飯島町の商品券は何と額面の2倍の商品を購入できる)ので、すべこれにつぎ込みました。飯島町太っ腹!
これで薪小屋が完成しました。暖かい冬を送れます。
どうやらこれでは不足らしいことが解りましたので、2倍に増設。これで翌年用の生薪を置くスペースも確保できました。
さらに増設。ほとんどの材料を廃材でまかなったので、材料費ほぼゼロ。予備区画が出来たので、玉切り材を保管できる。