自作の部屋


何でもありの製作記 第9回 
本棚を作る


素材の裁断

     

山のように溜まった本をBOOK OFFに持って行くこともなく、書斎に書棚を設置することにした。市販品を購入しようと色々物色したが、この際手作りしようと思い立ち、材料を集めた。まずはいつものように簡単な設計図を描き、その通りに裁断する。素材は全て杉の無垢材。厚さ14mm、幅150mm。


ダボの穴開け

棚板の位置を上下に若干移動できるように、市販のダボを購入した。それを取り付けるダボ穴を開けておく。ダボの径は5mmなのだが、5mmのドリルビットが見当たらない。やむを得ず4.8mmのビットで開けた。これが大正解で、多少きついがガタのないものが出来た。中の仕切りには貫通穴を、両サイドは貫通しないように開ける。


接続パーツ取り付け

  

今回の設計では、幅が1200mm、高さが1800mmあるので強度的に不安で、二分割してボルトで接続するようにした。上部底面にはそのための皿ネジ穴を、下部上面には鬼目ナットを埋め込んだ。   


磨きと組み立て

   

左、いつものように120番と400番のペーパーを付けたサンダーで磨き上げる。中、天板と底板に、サイドと中の仕切り板をボンドとコーススレッドで取り付ける。右、背板は今回はケチってベニヤ板を釘で取り付けた。かなり安っぽい。

これで一応の形は出来た。


棚板の作成

 

ダボを足場にして取り付けられる棚板を作る。棚板その物はただ切り出しただけだが、両側の縁にダボが入る溝を付ける。
左、ダボ位置を正確に合わせた二枚の板を、アルミ板で保護して、ハンドバイスで固定する。ここにドリルで穴を開ければ、半円形の溝がそれぞれの板に付くというグッドアイディアだ。のはずだったが・・・
右、板材の質の差が大きすぎて、ビットが真っ直ぐ入らない!!やむを得ず、ミニルーターで一つ一つ溝を削り出した。涙ぐましい。


塗装・完成

  

いつものように太田油脂の匠の塗油を塗り込む。これを組み立てて完成だ。なかなかいい感じ。
右、今の様子。あっという間に本があふれた。


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