自作の部屋
何でもありの製作記 第6回
丸太椅子を作る
丸太の切り出し
新築の自宅の土間サロンに置いて、奥さんがレザークラフトに使う、作業テーブル用の丸太椅子を作ります。
自宅の柱には、叔父の山の木を使わせていただくことになっいるので、その木を伐採しました。
柱としては太さの足りない部分が、そのままほったらかされていますので、そのほとんどは薪ストーブの燃料にします。
その中の太い部分を丸太の形のままの椅子にしようというわけです。適当な長さにチェーンソーで、直角に気をつけて慎重に切断します。
皮むきと研磨
そもそも、丸太椅子の製作をHPに載せることを全く忘れていたので、伐採直後の丸太の表皮を剥いている写真がありません。この椅子の作成は全て奥さんが行ったので、表皮剥きもナタを使ってゴリゴリと剥いていました。この丸太は檜ですが、他の樹種同様伐採直後に剥かないと、全く剥けなくなります。
左、120番の空研ぎペーパーを付けたサンダーで、表面がなめらかになるまで研ぎ出します。
右、荒研ぎが終わったら、400番のペーパーを板に巻いて、手で木目に沿って磨き上げます。これでつるつるになります。
脚を取り付ける
土間サロンに水を掛けて掃除する時に、丸太椅子が直置きだと濡れてしまうので、少し持ち上げるために脚を付けます。
左、下にする面に脚を取り付けるためのビスの下穴を開けます。割れや節を避けて、直角定規で4箇所位置決めをします。
右、ホームセンターで見つけてきた脚(多分これはドアの開き止め?)5cm程度の高さのゴム部品をビス留めします。都合良く、穴も開いていて、ワッシャまで付いています。
塗装
左、塗装仕上げはオイルフィニッシュを選択。使ったのは太田油脂の「匠の塗油」。えごま油の天然オイルで、とても高価なオイルです。これを選んだ理由は、新居のフローリングが、このオイルを使うようなので合わせてみました。取説の通りに、刷毛を使わずにウエスで直接すり込みます。
右、続いてすぐにウエスで拭き上げます。なんとこれで終わり。無色透明の天然オイルなので、塗ったのかよくわからない感じです。時が経つにつれていい感じになってくれると思います。
完成
同じ工程で3個作りました。38~42cmまで、2cmずつ高さを変えてあります。
枝を切り落としたところや節なども、わざとそのままに作ってみました。今、座布団を手編みしてます。