自作の部屋


何でもありの製作記 第4回 サイドボードにスライド棚を取り付ける


アウターレールの取り付け

  

自宅を建て直すに当たって、今有る家具のうち使える物は使い尽くすというケチケチ大作戦。昔はよく見かけたその家のステータスみたいな存在の巨大なサイドボード。この中に舶来の((^_^;))ブランデーなんか並べて、悦に入っていた・・・らしい(私の親父)。こいつを食器棚として使う事になり、一部に炊飯ジャーなんかが入るようにスライド棚を付けてみた。
左、これがオリジナルのサイドボード。カリンの無垢材らしい(親父曰く)。一番左の空間にスライド棚を取り付ける。
中、これが今回主役のスライドレールだ。あちこち市販品を探したが、田舎のホームセンターでは見つからず、結局アマゾンで購入。構造上は三段構造で、アウターレールとインナーレール、その間に中間レールがある。インナーレールは取り外せる。
右、取り付け予定位置は左端に柱があったり、右側は奥行きがまるで無かったりなので、アウターレールを取り付けるステーを作る。まずは色々買い揃えた角材を所定の寸法にジグソーで切断。

  

左、そこに木ネジの下穴を開ける。木ネジが貫通する部分は木ネジの呼び径を、ネジ部分が食い込む部分は呼び径の0.6掛けの下穴を開ける。これをしないと板は確実に割れる。以下同じ。
中、下穴を開けたスペーサーにアウターレールを取り付ける。どんな頭形状の木ネジでも大丈夫だが、今回は良いサイズか無かったので皿木ネジを使用。
右、サイドボード側にスペーサーを取り付ける穴を開ける。   

  

左、スペーサを取り付ける。実際には、位置のずれは許されないので、サイドボードに穴を開けてからスペーサーを当ててドリルビットを手で回して穴開け位置を罫書き、そこに下穴を開けている。以下も同様の手法だ。この木ネジは頭の薄いタイプ。
中、左側のスペーサーは少し厚みが足りず、支柱にぶつかってしまったので、支柱を1mm程彫刻刀で削ってしまった。
右、両方のアウターレール取り付け完了。


インナーレールの取り付け

 

左、次はインナーレールだ。この角材は今度はスペーサーではなくて、棚板を付けるための土台だ。インナーレールに棚板を直接取り付ける方法もあるが、少しでも棚板を広く取りたかったので、この土台で一度アウターレール上面よりも上まで持ち上げ、棚板を取り付ける予定。
右、棚板土台を取り付けたインナーレールをアウターレールに差し入れる。左側も同様に取り付け。


棚板の取り付け

  

左、着色された桐材の棚板を取り付ける。サイドボードと同系色にしたかったが、このサイズをとれる良い色の材がなかった。棚板には端材で取っ手兼落下防止縁を取り付けた。全閉した時のレール隠しにもなるか。
中、スライド棚を一杯前に引き出したところ。このスライドレールは40cmタイプなので、耐荷重も40kgもあり充分だ。
右、そばにあった3合炊きの炊飯器を置いてみた。一升炊きも楽勝だ。あとは蒸気抜きの穴とコンセントを付ければ完成。これは後日掲載。 


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