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旅行貯金の全てをつぎ込んで、SBIGのSU、Hα、OV、Hβと、4種類のフィルターを入手しました。 これらのフィルターは全てアメリカンサイズなので、ST-6の近くに設置しなくてはなりません。ならばターレット式にした方が楽だろうと思い、各メーカーのホームページを探したところ、手軽に改造できそうだったのがビクセンのフィルターターレットでした。ちなみに、電動タイプの純正ターレットは全く念頭にありませんでした。(高くて) 届いた現物を見てびっくり。ドローチューブ取り付け部はシュミカセ専用。フィルターはビクセン専用で、改造に本腰を入れざるを得なくなりました。まずは分解からですが、(上写真、加工後です)ドローチューブ接続部を外すのに苦労しました。(写真左上)外側から抱き込んでねじ込むタイプで、手をかける部分がない上に、しっかり接着してありました。多少傷が付くのを覚悟で、ハンドバイスでつかみ回しましたらどうにか外れました。反対側のアイピース部分も同様に接着してありましたが、こちらはつかみやすく簡単です。このアイピースアダプターも必要以上に長いので、外して交換です。 問題はどうやってドローチューブに接続するかですが、かなり特殊なピッチで、なかなか合うものがありません。ようやく探し出したのが、高校生時代に買ったビクセンのカメラアダプターでした。(写真右上)おかげでワンタッチで着脱が出来ます。 その次の問題は、フィルター取り付け部です。ビクセンのアイピース用フィルターは、厚みの薄いもので、10mm近くもあるSBIGのフィルターは完全に飛び出してしまい、ターレットが回らなくなります。ターレットのフィルター取り付け部は必要以上に厚いものなので、ここを約半分に旋盤で挽いてもらいました。この場合心配なのがフィルター用のねじ山をつぶしてしまうことで、加工していただいた方も言っていましたが、「えい!やっ!」でやってもらったところ、ほとんど問題なく取り付けられました。写真中央の光っている部分が加工した部分です。 |
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出来上がったパーツを再度組み立てて完成です。この時点で届いていた3枚のフィルターを組み込んであります。6枚のフィルターが取り付けられますので、1枚は取り付けずに前方にあるBVRIフィルターを使用するために開けておきます。これで安上がりのフィルターターレットのできあがり。 で、又問題発生。ビクセンのカタログにも、しっかり反射には使用不可と有りましたが、2倍エクステンダーを使用するとピントが出なくなりました。当地のシーイングですから、エクステンダーでもないのですが、それではおもしろくない。次の課題です。 |
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HIROYUKI KASUGA