赤経軸の組み立て2
先回組み立てた重いパーツを抱えて、天文台の3階まで上がりました。いよいよ赤道儀が形になっていきます。 まずハウジング北側のベアリングハウジングに、テーパーローラーベアリングの外輪を挿入します。続いてベアリングやシャフトにたっぷりグリスを塗ったら、赤経軸ハウジングの南側から挿入しますが、非常に重いので、観測用の昇降台で後ろから支えながら挿入していきます。 シャフトが顔を出したら、ベアリングの内輪を挿入し、すかさずベアリング用ナットをねじ込みます。ここまですれば後は支えは必要ありません。 落ち着いて確実にナットを締め込み、与圧を掛け、さらに同一のナットを締め込んでダブルナット式に固定します。これで、赤経軸そのものは完成しました。 |
赤経軸の組み立て3
続いて、赤緯軸ユニット取り付け部を組み立てます。 赤経シャフトの北端にはこのためのねじが切ってありますから、そこにねじ込み、さらにベアリング用ナットをダブルナット式にねじ込んで固定します。この作業はさほど大変ではありません。 毎度ピンボケの写真の、赤緯軸取り付け部にキャップスクリュー(正確には6角穴付きボルト、簡単にはキャップ)が2本取り付けてあるのが解ると思いますが、取り付け部をねじ込むのにこの2本のボルトにパイプを掛け、締め込んだのです。こうでもしないと、手がかりが無く力が入りません。 ここまで来ると、今後の目処が立つので、思わずにんまりする時期でした。 次回は、赤経軸ウォームホイールの取り付けと、赤緯軸の取り付けです。 |
トップページへ戻る | 目次ページへ |
HIROYUKI KASUGA