何でも作っちゃおうの部屋


(30センチ反射赤道儀製作日記 第16回)

バランスウェイトハウジングの組み立て

 先月の予告とは多少違いますが、今月からは今まで出来上がっているパーツの組み立てを、写真で紹介します。
 まずはバランスウェイトハウジングからです。
 構造は先月まで説明しましたが、これが出来上がり写真です。塗装も完了しています。私は、基本的に黒が好きなので、外に露出する部分は全て黒色の塗装(つやあり)です。これには、望遠鏡がフレーム構造なので、これらパーツからの反射光防止の意味もあります。
 ピンぼけの写真で申し訳ありませんが(このころの写真はバカチョンの調子が悪くて、ほとんどピンぼけです)、先月までの図面通りに制作してありますので、概要は分かっていただけると思います。C型形鋼と6mm鋼板で作られていますが、相当な重量なので、かなりバランスウェイトの一部として活躍しています。
 赤緯軸ハウジングは、ただ乗せてあるだけです。

赤緯軸の組み立て1

 つぎに、赤緯軸の組み立てに掛かります。
 まずは、赤緯軸ハウジングのバランスウェイト側に、テーパーローラーベアリングの外輪を挿入します。
 ベアリングハウジングにグリスを素手でまんべんなく塗り、そこへ外輪を挿入しますが、はめ合いをきつく取ってあるので、手では入りませんし、真っ直ぐに入れなくてはならないので、写真のように寸切りを使って治具を作りました。ナットを締め込んでいくと、きれいに真っ直ぐ入っていきます。
 次回は、赤緯軸の組み立て2、赤緯軸のシャフトを取り付けます。

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