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今回もひたすらドームを作り続けます。 外壁を張り上げたら、まず雨どいを取り付けます。ドームの四辺を取り囲むように少しずつ傾斜を付けながら一周し、一カ所にまとめて母屋の雨どいに流れ込むように配管しました。 その次はいよいよ屋根の張り上げになります。建物が正方形ですので、円形のドームが乗った後には必ず四隅がむき出しになります。 そこで、隅毎に合計4カ所を適当な大きさのSUS304板を取り付け、その後円形にくりぬきました。 ここで重要なのは、水切りがうまくいくように、建物から数十ミリ外側に張り出させ、そこから折り返して更に数百ミリ外壁に沿わせてあります。こうすることで雨水は確実に雨どいの中へお入りいただけます。 細かい方法としては、4枚の隅板はハゼ折りで接続し、シリコンコーキング仕上げ。円形のくり抜きは、長い角材を対角線上に固定し、水糸でセンターを出したところへ2メートル程度の板を釘で止め、さながら大きなコンパスのように所定の半径の円を描きました。 その印に沿って金切り鋏で切断しました。 |
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屋根板を円形にくり抜いたところへ、ドームと建物の間の水切り板を取り付けます。 水切りの重なりは深ければ深い程良いわけですが、物には限度がありますので、200ミリ幅にしてあります。 片側はコハゼ折り、反対側は取り付け代を折り返し、トラスビスでH鋼へ直接止め、シリコーンシーラント処理してあります。 水切り板は三六のSUS304板から切り出しましたので、何枚かをつなぎ合わせて有りますが、全てハゼ折り接続、シリコーンシーラント処理です。 最後の一枚を接続するのに、一工夫必要でした。 |
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HIROYUKI KASUGA