赤緯軸組み立て図
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先月までで赤緯軸の説明は終了しましたので、今月はまずその組み立て図を紹介します。 図が複雑になるので、(本当は面倒なだけ?)赤経軸取り付けフランジは記載していません。 組み立て方法その他は、赤経軸の時とほとんど同じです。違う所と言えば、赤緯体は完成後も外部に露出していて、見栄えに影響するところですから、各ベアリングハウジングを溶接した後、接合部をパテで曲面を付けながら埋めました。そうした後、塗装してあります。 図の右側が望遠鏡台座取り付け部、左側がこれから説明に入ります駆動系とバランスウェイトのハウジングが取り付けられる部分です。 |
赤緯軸駆動系兼バランスウェイトハウジングを作る1
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赤道儀を製作する場合、駆動系を望遠鏡側にするのか、その反対側にするのか考え方で方向性が全く異なることがあると思います。私の場合は、一に見た目、二に作り安さ、三四が無くて五に調整し易さてな具合で、当初から後者しか考えませんでした。 それ以外にも大きな理由があり、駆動系(ギアやモーター)そのものもバランスウェイトとして働いてくれるのではと思ったのです。 このハウジングは基本的に2つのブロックからなっています。つまりはそれを形作る3枚の壁からなるわけで、この図は一番上(赤緯軸から見て)の一枚です。中心の140Φの穴はベアリングハウジングの外径、その外側の8ヶの穴は、このハウジングをベアリングケースの外側のリムの部分に固定するためのねじ穴です。 材質は得意の6mmSS板、井桁状に組んであるのは60×30のC形鋼で、ハウジングの縦方向の柱の役目をしています。全体の構造は、もう少し先になりますが、組み立て図で説明します。 |
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HIROYUKI KASUGA