何でも作っちゃおうの部屋


(30センチ反射赤道儀製作日記 第1回 イントロダクション)

今月から、30センチ反射望遠鏡と、それを載せる赤道儀の製作記を始めます。
作り始めた順序を追って、まずは赤道儀からになりますが、その当時は(1986年)こんなホームページを作ることなど考えていなかったので、初期の頃は写真が不足しています。
そのかわり製作に使用した図面を多用せざるを得ませんが、その図面が、油で汚れた手で持ったり、土足で踏みつけたりしましたので、ボロボロです。この点、ご容赦下さい。
それでは、足かけ5年(途中4年のブランク)かけて作った30センチ反射赤道儀の製作日記を始めます。乞うご期待!?


全てはここから始まった。

イメージスケッチ  今から13年ほど前、どうしても大きな望遠鏡がほしい、だけど、市販のメーカー製望遠鏡だけは使いたくない(と言うより、高くて買えない)と思い始めました。
 そこで、自分で作るべくノートの端っこに簡単なスケッチをしました。
 望遠鏡は30センチニュートン反射と決めていましたので、鏡筒のサイズから来る安定感を重視した赤道儀のサイズを求めようと描いてみたデッサンです。
 最終的に細部の変更は当然ありましたが、ほとんどこの形の物ができあがりました。 

その次に考えたこと。

極軸構造図  赤道儀のおよそのサイズが決まったので、次に考えたのは極軸のサイズです。
 極軸駆動用のウォームホイールをどうするか迷ったのですが、この自作はあきらめ、その当時パーツも販売していた(今はどうでしょうか)ミカゲ光器の製品を使いました。(発注から納品まで何度も請求して1年以上かかりました。こんな事からも今でもメーカー製はいやです。)
 これら二つのサイズが決定したので、極軸の設計図を正確に引いてみました。
 左の図面はその他のパーツを決定するために、いろいろ書き込んであります。
 この部分は赤道儀の心臓部ですから、次回から詳しく説明します。

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HIROYUKI KASUGA