ドームの外回りが完成しましたので、今度は内側の仕上げにかかります。 ドームルーフとシャッターの内側には、写真のようにグラスウールの断熱材を貼りました。 これについては異論の多い所とは思います。ルーフがいつまでも熱を保ち、シンチレーションに影響する等、確かに影響はあるのかもしれません。 しかし、結露するのがそれ以上にいやでしたし、ドーム内を冷房、換気することで防止出来るのではと思い、この方法を採用しました。 断熱材として使用したグラスウールは、5cmの厚みがあり、通常は冷蔵庫などの壁の断熱に使用する物です(さすが肉屋)。 私の勤務先でいつもお世話になっている、潟}ツハシ冷熱の北原さんに相談したところ、「ロールの余っているのがあるから、やるよ」と言ってくれたので、いただいて来ました。感謝してます。 実際に使用してみて、明らかにこの断熱材によるシンチレーションの悪化と言う物は、経験していません。この地のシンチレーションの悪さの方が大きいかも・・・。 貼り方は至って簡単で、金鋏で切断して、合成ゴム系のボンドで接着しただけです。 |
断熱材を張り終わりましたら、その上から合板を貼っていきます。 これは、ルーフを貼ったときと同じように、骨組み毎に模造紙で型紙を取り、それに沿って合板を切断しますが、隣の板とは少し重なるようにします。 合板は、切り出しただけではささくれが多いので、縁を鉋で仕上げ、尚かつ表面に出る角を鈍角に仕上げます。これで滑らかに次ぎの板に連続します。 骨組みへの接続は、これも以前説明しましたが、支柱に溶接した内貼り用ステーに、タッピングで固定してあります。 ドームの骨組みは以前説明したように、L型に(写真に見えています)なっていますので、その部分から下は貼ってありません。 それで、写真にも見えるように、その部分だけ横向きの板を貼ることで、隙間を隠しています。 シャッターの部分も基本的には断熱材、内貼りともに同じですが、開いてしまえば色は関係ないし、少しでも木目を出したかったので、プリント合板にしました。 内貼りが完了したら、その上から水性の塗料をローラーで塗りました。色はこげ茶を選んだのですが、その理由は、「白は間違ってもいやだし、黒では暗すぎる」からです。 実際に使用してみると、(トップページの写真)長時間露出で、ドーム内壁の色が赤く写る事が解りました。これもおもしろくないので、いずれ折を見て、黒く塗り替えようと思っています。 支柱のステーにアルファベットが書いてあるのが解ると思いますが、以前説明した支柱の順番です。「三角足出たA、ひょうたん半分B、・・・・・・」と、息子と歌ったものです。 |
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HIROYUKI KASUGA