シャッターの枠組みが完了したら、シャッター側板を取り付け、レールガイドにカバーをかぶせます。 シャッター側板は、スリット側板と同様の作成方法ですが、頂上部分の形状が違うことは、先回も説明しました。 この部分もそれほどの強度は必要ないと考え、3mm合板の2枚貼りです。 ちなみに、私のドームの制作では、耐水合板は全く使用してありません。合板のみの自作記事には、耐水合板を使用して、最後に塗料で仕上げる方法も見かけますが、私の場合は、SUS貼りですので、全く必要ないと思います。この部分にも、最終段階でSUS板が被さります。 レールガイドカバーも、SUS板を使ってコハゼ折りで作っておき、この段階でかぶせて固定しておきます。後で行おうとすると、たぶん手が届かなくなります。 シャッターの上に載せてあるのは、シャッターレールです。SSのコの字アングルで、両端にストッパーと、中心にVベルトのガイドレールを固定してあります。 |
いよいよドームにシャッターを乗せます。 まずドームにシャッターレールを取り付け、ある程度自由に動く程度に固定しておきます。 そこへシャッターを吊り上げてレールに差し込むように取り付けます。このとき、レールがある程度動かないと苦労することになります。 2枚のシャッターが取り付けられましたら、シャッターローラーを取り付けてしまいます。シャッターローラーは、ハンマーキャスター420Rのタイヤを外して、代わりにボールベアリングを2個取り付けたものです。 ローラーが付きましたら、シャッターレールの調整を行いますが、この調整具合が、後々の使用感に決定的な影響を与えますので、慎重にじっくり行います。重要なのは、2本のレール間の距離と、2元的な平行度です。レベルは重要ではありません。なぜってドームそのものが微妙に傾いているのですから。これは後々スペーサーを挟み込んで調整します。 この作業では、前出の城倉兄弟に多大な協力をいただきました。一人では絶対無理です。 ようやく本当のドームらしくなりました。今までの疲れがどっと出るときですが、後一息です。ドームの中から星を見上げるその瞬間を夢見て、がんばりました。 |
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HIROYUKI KASUGA