パワースポット 熱田神社あつたじんじゃ

【熱田八劒社】

 村社 東西三十八間南北二十五間、面積九百五十坪、溝口中央にあり。祭神日本武命。祭日九月十日。(『上伊那郡誌』記述による)
 1993年(平成5)12月、国の重要文化財(建造物)に指定された。色彩豊かに施された彫刻等の装飾により、「伊那日光」とも呼ばれている。

日本武尊と熱田神社

 東国のまつろわぬ国々を征討の帰路、甲斐の国酒折宮逗留された日本武尊は、ここで、信濃国伊那の奥里に悪神がいることをお聞きになり、幾多の険路を越え三峰の川原にまで出られたところ大蛇が現れ、日本武尊の行く手をふさいだので、尊は腰の剣を抜き退治された。そのときに流れた大蛇の血で川原の石が赤く染められたので、この地を「赤河原」といい川原の石が今でも赤いそうである。
 尊は、切った大蛇の頭を携え溝口の里に至り、桑の大樹の下に行宮を造り宿られたが、その傍らに大蛇の頭を埋め、里人の苦しみを除かれたという。今にその地を「桑田」といっている。
 後、尾張国の熱田神宮を勧請し、一社を造営したのがこの社である。また、後年境内の欅の大樹を伐ったところ、なかから大蛇の白骨が現れた。これを祀ったのが霊神社だという。

東基壇
装飾
北基壇
装飾
西基壇
装飾

八人塚

 八人塚は狐島三昧場において処刑され晒し首になった黒河内隼人以下八人の武将を弔った場所。
 その碑文によると、磔にされた8人の名は以下のようです。
   黒河内正信 溝口正慶 松島信久 伊那部重親
   殿島重国 宮田親房 小田切正則 上穂重清


八人塚 熱田神社より徒歩約15分

JRバス 高遠駅から美和駅まで約10分

JRバス美和駅より熱田神社まで徒歩約10分