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信州ソフトテニス別館

【信州ソフトテニス:勝利の方程式】

   別館では、適正な部活動運営、社会体育運営、大会で勝つソフトテニスについて記します。
   管理者の経験則、体験、学んだことから日頃実践していることなどを中心に載せます。
   ここに書かれたことが全て正しいということではありません。チームによって指導は変わります。
   それぞれの立場で活用してください。随時更新していきます。

  「準備運動」

  ・形だけの準備運動は意味がない。マンネリ化注意。時には内容を変えるのもよい。

  ・ストレッチのやりすぎ注意。筋肉が延びすぎてしまわないようにしたい。

  ・朝礼はあまり意味がない。中学生の場合、形式的になってしまう。人間関係づくりにはいいかもしれない。

  ・準備運動をせずすぐに試合という練習も時には必要。全国大会では、準備運動している暇はない。

  「練習試合」

  ・勢いのあるチーム、気持ちのあるチーム、声の出るチーム、マナーのよいチームと練習試合をしたい。

  ・1日、10試合程度が望ましい。多すぎると疲労が残る。なんでもやればいいというものではない。

  ・練習試合の前には、今日のめあて、目標をしっかりもたせる。漠然とやらせるのはあまり意味がない。

  ・練習試合引率計画を必ず配布・説明する。練習試合の具体的目標、内容、注意点について説明を丁寧にする。

  ・アウェイに行って練習試合をするほうが確実にレベルアップが図れる。アウエイ経験は大切。

  ・ノートをもたせ、結果、反省点等を記録させる。監督に提出。監督はコメントを記入。問題点が見えてくることがある。

  ・桂方式でやるときは、試合が終ったら@磁石を動かす。A結果記入。B監督アドバイスの順。試合数が他より多くなる。

  ・他チームの良い所は、謙虚に学ぶ。自チームに取り入れる。なんでも真似というのは好ましくない。

  ・持ち物の整理整頓をさせる。指導者は常にチエック。強いチームはきれいに整頓している。

  ・練習試合でもゼッケンをつけさせる。ゼッケンをつけるということを習慣化したい。場合によってつけないこともある。

  ・練習をしっかりやってから練習試合をすることが原則。練習せずに練習試合だけでは効果は薄い。

  ・桂・大宇陀は各ペア平等になる試合方法。朝練習の質・量と試合数で差をつけるようにする。

  ・他県のチームとやるときは夏はきてもらう。(涼しい)冬は他県にいく。(暖かい・クレーが使える)

  ・やる気のある、勢いのある、声のでる、覇気のある高校チームとやると、いい意味で刺激的で効果がある。

  ・新1年生は、なるべく早く練習試合に参加させる。やる気が違ってくる。いい雰囲気になってくる。

  ・フエンスに寄りかからせない。座り込ませない。

  ・練習試合中にペアをかえたりすることは、あまりおすすめできない。効果薄。本来のペアでやるほうが効果大。

  ・練習試合や研修大会で、ドタキャンはなるべく避けたい。信用をなくす。
 
  ・名前入り磁石はかってに取らない。許可を得てとるようにする。

  
  「服装・持ち物・食べ物」

  ・ユニフオームは、原色、めだつもの、強そうに見えるものがよい。他チームとかぶらないようにする。

  ・スコートより短パンのほうが良い。動きやすい。最近のスコートは動きやすいようになってきているが。

  ・バイザーより帽子のほうがよい。最近は日差しが厳しい。帽子はチームでそろえるのがよい。強さと一体感がでる。

  ・帽子のつばを少し曲げると影で表情が見えなくなる。顔の表情を対戦相手や相手監督に見えないようにする。

  ・ラケットケースは必要ない。移動の時、時間がかかる。狭い応援席、マイクロバス内では邪魔。マイナスでしかない。

  ・補助食は基本必要ない。活動がハードな場合は指導者が配慮する。昼食を多めにすればよい。

  ・試合のある選手は、昼食をちょっとづつ食べさせる。食べ方によっては、試合に大きく影響がでる。

  ・昼食は11時以降が望ましい。お腹がすいていても、少しは我慢させることも大切。

  ・菓子類、ジュース類は絶対持たせない。相手にされなくなる。

  ・大会で禁止されている服装・持ち物もあるので常にチエック。

  ・トレーナーは、あったほうが良い。急な寒さへの対応ができる。チームでそろえる。

  ・ジャグタンクは必要。保護者会に対応してもらって冷たい麦茶等いつでも飲めるようにしておく。猛暑の時は絶対必要。

  ・救急箱は絶対必要。あるかないかは、安全に対する学校、指導者の姿勢が問われる。

  ・不要物、貴重品は持たせない。持ってくると後々トラブルの原因になる。

  「練習」

  ・今日の練習の目標,・内容を初めに話してから活動にはいる。選手が見通しを持って練習に取り組むことができる。

  ・1つの練習は、15分位がよい。短すぎると選手混乱、長すぎると集中力が切れる。時間は選手の実態に応じて決める。

  ・練習内容は、選手の実態、面数、参加人数、天候、時間等を考えて指導者が決める。(←最重要)

   選手にまかせるとマンネリ化する。効果的な練習にならない。部長の精神的負担が大きくなる。

  ・指導者不在のときには、事前に練習計画をつくり、部長に説明しておく。練習後、報告をさせる。

  ・冬場、ライン上の釘が浮きあっがってきたときは、気をつけたい。ひっかけてケガしやすい。

  ・半日練習の時は中間で15分程度休憩をとる。暑いときは、随時休憩をとる。給水指示も忘れずに。

  ・休憩時には、選手とのコミュニケーションをとるよう心がける。雑談でよい。

  ・声をがんがん出す習慣、挨拶をする習慣を練習で身につけておきたい。日頃から声を出すことが大事。

  ・練習には必ず大人がついていたい。大人がいることで選手は精神的に安定して練習ができる。

  ・気持ちを育てることが最重要。技術的指導のみでは、試合には勝てない。

  ・質の高い練習をたくさんすると強くなる。ゆるい練習をたくさんやっても効果は薄い。

  ・マイ箒をもっていることは、いいこと。

  ・ショートボールの打ち合いは上級者にはよい。ただし初心者がやるとフオームをこわすことがある。

  ・チームの実態によって、指導方法、内容を変える。(実態に即した指導)

  ・ボール出しは、ベースライン後ろが望ましい。コートの距離感をつかむことができる。他からも可だが。

  ・正しいフオーム、自分のフオームで修正しなければいけないことを認識させて練習させればよい。

   フオームに神経質になる必要はない。練習していれば自然とよくなっていく。

  ・体育の授業のような練習では効果は薄い。

  ・自主トレは組織的に行うと効果有り。一人二人で自主トレするのも良いが効果は薄い。

  ・ランニングも悪くないが、コート内で走れる練習(縦に、横に)をしたほうが実践的である。

  ・男女が隣同士で練習する場合、ボールメーカーを変えておくと、ボールに関するトラブルはなくなる。

  ・指導者は練習の時、一番乗りする。コート状況の把握、安全点検をする。挨拶で選手を向かえる。

  ・ラインのない時は、ラインまでの距離を測って目印をして練習する。ラインがないとコートを大きく捉えてしまう。

  ・新1年生が入部してきた時は、初日から打たせる。でないとジュニアに対応できない。

  ・新1年生には、基礎をしっかり教える。基礎ができていないと後がきつい。

  ・半日練習は午前中のほうが望ましい。指導者、選手とも時間を上手に使いやすい。午前のほうが出席率よくなる。

  ・雨の日は、日頃できない活動をする。例:部室の掃除。ミーテイング。筋トレ。ボランテイア活動。など。

  ・練習時間をきちんと確保する。練習時間が短いと話にならない。

  「大会」

  ・大会当日の朝練習は40分程度が望ましい。少ないのも多いのもよくない。

  ・団体戦前の朝練習は、試合形式(1P交代)でやるのがよい。選手の緊張感がとれ、高揚感が増す。

  ・大会での目標、具体的行動・注意事項をしっかり丁寧に指導しておく。(事前指導は重要)

  ・引率計画は内容異なる2部作成。1部は学校提出用(公式)。1部は選手用。具体的行動計画・注意事項をのせる。

  ・応援席は、自チームの試合が多い場所。中央寄り。通路を確保しておく。最近はテントも必要。

  ・開会式では、指示がない限り中央真ん中に並ばせる。強いチームは真ん中。中央にいることで選手の意識変わる。

  ・チームから離れる部員には、一言いってから行かせる。帰ってきた時も報告させる。(問題行動の抑止)

  ・大会終了後、試合、応援、マナー、挨拶など具体的に評価をする。良いところも評価する。

  ・大きな大会の前には会場の下見をしておく。気温、風向き、駐車場、日影等々しっかりとみて大会当日に生かす。

  対戦相手の練習を選手にみさせないほうがよい。対戦相手の練習をみておくのは指導者の仕事。

  ・団体戦は、部員全員で望む(戦う)という体制をつくっておく。

  ・公式戦は、かならずスコアをつけさせる。トラブル防止。

  ・試合以外でのラケットの持ち方。移動時、集合時、左手でラケット中央を水平に持つ。逞しく強くみえる。


  「試合」

  ・トスでは、原則としてレシーブを取る。相手ペアがサーブを得意としている場合は、サーブをとることもある。

  ・風が強いときコートは、風上をとる。2,3セット目は風下になり有利になる。

  ・挨拶の時は、先にラインにたつ。先に挨拶に向かう。先手必勝。(敵を向かえ討つ)

  ・相手の流れになっているときは、間をとる。  例:一呼吸してサーブする。靴の紐を結びなおす。

  ・相手より大きい声を出させる。(精神的プレッシャーをかける)

  ・コートチエンジのときは走らせる。歩いているペアは弱い。移動は走るのが原則。

  「コーチング・指導」

  ・コートチエンジの際のアドバイス。アドバイスは一つ、ないし二つ。いいすぎないようにしたい。

  ・指導者の感情を出さない。怒るのはよくない。選手の気持ちに寄り添ったアドバイスをする。

  ・アドバイスは一人の指導者からおこなう。複数人からのアドバイスだと選手は混乱する。

  ・監督、コーチは自チームだけでなく他チームの情報を事前に収集しておく。

  ・指導者はプライドをもってもいいが、プライドが高すぎると墓穴をほる。(監督潰し、プライド潰しの戦略有)

  ・選手に対して指導者のしゃべりすぎはよくない。長ったらしいお説教はやめたほうがいい。シンプルに。

  ・アドバイスは、技術的なことよりも、メンタル面でのアドバイスのほうが成果がでる。

  ・重箱の隅をつつくようなアドバイスは、やめたほうがいい。選手にとってマイナス。建設的なアドバイスを。

  ・全体指導の時、指導者の後ろは壁がよい。(動くものがないこと。)選手は集中して話が聞ける。指導場所は重要。

  ・保護者からのアドバイスはしないほうがよい。選手の試合に対する戦略がブレてしまうことがある。

  「施設・コート・備品」

  原則として冬場ラインテープはとらない。ただし風で舞っているような時はとる。テープをとると距離感がおかしくなる。

  ・冬場、エンカル、岩塩等の散布が望ましい。

  ・冬場、コートを使っているほうが、コート状況はよくなる。

  ・ブラシは中位のものがよい。大きいと扱いづらい。

  ・コート整備用の用具を常に揃えておく。(一輪車、スコップ、レーキ等)

  ・雪かきを人数分揃えておく。(部専用雪かき)

  ・雪が積もった所には、はいらない。足跡をつけない。はじから掻いてフエンスの外に雪をだす。

  ・コートとコートの間に雪を積み上げない。グチャグチャしていつまでも練習できない。

  ・必要な備品はたくさんそろえて整理しておく。(筆記用具、板、スコアシート、空気入れポンプ、など)

  ・練習に使うボールは、一人15球×人数分が望ましい。

  ・ボールの空気入れをやり過ぎないようにしたい。毎日やっていると早く消耗してしまう。

  ・ボールの空気入れは、やや多めに入れておく。空気入れの回数が減る。長持ちする。

  ・コートの雪かきは、積極的に行う。指導者は空き時間、休日に行う。

  「チーム」

  ・チーム内の組織をつくっておく。(例:部長1 副部長2 ボール係 1年生担当係 応援団長 コート係など)

  ・選手のレベルを中長期的にみて、ペアを組ませる。頻繁にかえるのは好ましくない。

  ・出欠表をつくり、記録していく。ペア変えの参考にする。

  ・部長、学年代表は、部員の投票や話し合いによって決めるのが望ましい。後々指導しやすくなる。

  ・3年生を送る会は、手間隙かけずシンプルにやるほうがよい。日常練習に影響しないようにする。

  「戦術」

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  「運営全般」

  ・保護者会組織ができていると、活動の幅がひろがり、動きやすくなる。強くなる。

  ・部費をある程度集金すると、あらゆる面で活動しやすくなる。(選手の経済的実態も把握しておく。)

  ・活動時間、内容、大会の様子、天気、気温、試合結果等をノートに記録しておく。次年度、役に立ってくる。

  ・部活動通信を発行する。保護者にも練習や大会の様子を伝え理解を得る。年度当初、大会前後がよい。

  ・年間を見通した活動がよい。先、先をみていく。  例:冬場の練習、試合をどうするか。対応しておく。

  ・日頃の練習場所の環境美化につとめる。時々清掃活動をする。

  ・常に指導内容を謙虚に振り返ることが大切。間違った指導をしていることもある。
 
  ・指導方針がブレると、試合には勝てない。指導者は一人。一人の指導者のもとでコーチ、サポート。

  ・目的は試合に勝つことではない。活動を通して生きる力をつけること。間違えないようにしたい。