歯は何故痛い



 昔は、むし歯の「むし」という字は「虫」という字を使っていました。
 なぜ虫なんでしょうか?

 恐らく、むし歯をほじっていくと、中から細い虫のようなものが出てきて、
 これを取ると痛みが無くなったことから、歯の痛みはこの虫の仕業である、
 と考えたのではないでしょうか?

 虫が歯をほじって穴を開け、中に潜んでいたと考えたわけです。
 今でも「虫歯」「虫が食う」などと言う言葉が使われています。






あの虫は何に?

 実は歯の神経繊維だったのです。
 歯の中は空洞になっています。
 ここに神経や血管が入り込み、歯の栄養をつかさどっています。
 ここを「歯髄」と言います。

 歯が痛くなるのは、この歯髄に炎症が起こるからです。
 歯そのもは、爪や髪の毛のように切っても痛くないものです。
 だから初期のむし歯は痛くないわけで、気が付かないで進んでいきます。

 これが中の神経に近づくと、冷たいものや甘いものに感じて、痛みを覚えます。

歯の神経を取ったのに、また痛くなった?
 
歯の痛みには2つあります。

  (1)歯髄の炎症
  (2)歯の周りの炎症

 歯髄の炎症は歯の神経を取れば,痛みは治ります。
 しかし歯を支えている骨(歯槽骨と言う)に炎症が広がると、
 これも歯の痛みとして感じます。

 この2つは専門家でないと区別がしにくいが、
 普通歯の神経の痛みは、冷たいものに感じ、
 歯の周りの痛みは、歯が浮いたように噛むと痛いと言うのが特徴です。

 しかし歯の痛みといっても様々で、異常を感じたら歯科医院で診断を!
 それにむし歯は痛くないわけですから、定期検診を怠らずに。

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歯のミニ知識  あららぎ歯科医院