<移動編>
1)エジプトへ行こう

ピラミッドってスゲーよな...。
少年はテレビで見ては、いつもそう思っていました。
万里の長城、ナスカの地上絵、イースター島のモアイ像...。
みんなスゲーよ。見てみてー。
...でも、やっぱりピラミッドはスゲーよ。
死ぬまでに一度はピラミッドに登ってみてー!!
...と、少年は考えていました。



少年は青年になり、就職しました。
職場には「エジプト行ったことあるよ」という、エジプトの先輩が何人かいました。
話を聞くと「いいところだ。すごいところだ(いろんな意味で..)。」という意見が大半でした。
青年のエジプトへの思いは募るばかりでした。
青年は結婚することになりました。
「休みも取れるし、やっぱり新婚旅行には行きたいな。(お金はないけど...)」と思いました。
ここまでは奥様もすんなり賛成してくれました。

青年:じゃあ、どこ行こっか?
奥様:オーストラリアがいい!!
青年:あ、エアーズロック登りたいよね!!
奥様:何それ?でも、それが何だとしても何かに登るなんて嫌!!
青年:じゃあ、オーストラリアに何しに行くの?
奥様:お買い物!
青年:...。俺、エジプト行きたいんだけど!
奥様:嫌だよ!そんなとこ行ったら殺されちゃうよ!

過去に、日本人も犠牲になる悲しい事件が発生しているのは事実です。
言い返せませんが、引き下がるわけには行きません。

奥様:エジプトってすごい遠いんでしょ。移動だって大変じゃん。
青年:ピラミッド見たら、きっと感動するって。
奥様:お土産だって、もらって困るような物しかないんじゃないの?
青年:きっと雨降らないから、天気が悪くてつまんないって心配は要らないよ。

奥様の言い分は現実的で、反論できません。
青年は、反論ではなくエジプトのいいところを述べてみましたが、あまり説得力はありません。

青年:ピラミッドの前で写真撮ったら、きっとすごくいい記念になるぞ!
奥様:...。
青年:オーストラリアは、いつか行けるかもしれないけど、エジプトは長い休みがもらえる今回しかチャンスがないんだ。
奥様:...そうだね...。

何とかエジプト行きの了解を得ることができました。
かくして、「えりことしげきのエジプト旅行」は始まったのです。
(オーストラリアに行ける目処はもちろんたっていない。)

えりことしげきのエジプト旅行へ


2)出発〜ホテル

しげき:パスポート持ったし、地球の歩き方持ったし、荷物はスーツケースに入れたし...大丈夫かな?
えりこ:スーツケースは2人で1つなのにまだ隙間があるね?なんか忘れてんじゃないの?
しげき:帰りはそこにお土産入れてくればいいから大丈夫だよ...。
えりこ:親戚に配るお土産は、通販で先に注文しておこう!

出発2日前から、あわただしく準備をして、何とか間に合いました。
成田空港からカイロ国際空港まで、KLMオランダ航空でアムステルダム乗り継ぎの長旅です。

高速バスで新宿に出て、成田エキスプレスで空港まで行き、日航ホテルに前泊しました。
10:25AM:アムステルダムに向けて出発です。


オランダ航空機内食 オランダ航空の機内食です。
思いのほか、おいしかったので、嬉しかったです。
12時間近くフライトしているので、アムステルダム着の時点で夜のはずですが、オランダとの時差が−7時間なので、まだ夕方にもなっていません。


スキポール空港のカジノ前で スキポール空港の中は広いですが、1ターミナル制で、わかりやすい構造でした。
乗り継ぎ間の時間を利用した、短時間(2時間30分〜)のアムステルダム市内観光のデスクや、カジノがありました。



乗り継ぎ待ち4時間で、カイロ行きに乗り換え、更に4時間30分のフライトでやっとのことで、エジプトに着きました。

エジプト入国に必要なビザは、入国審査の前に銀行で両替する時にビザ代の印紙を購入しておけば、入国審査の時に係りの人がスタンプを押してくれるとのこと。
しかし、エジプトでは許可を得た旅行業者は入国審査手前のスペースまで入れるということで、私たちの場合も旅行業者の人が既に出迎えていてくれた。
挨拶をしたらパスポートをひらいて、ビザ用の印紙を貼ってくれました。
両替だけして入国審査の列に並んでいる最中も、旅行代理店の方と思われる人が脇のゲートから自由に出入りしていた。
これには、はっきり言って驚きました。
おそるべしエジプト...

その日は夜中の2時ぐらいにホテルに着き、疲れていたので翌日の準備をしてすぐに寝ました。


えりことしげきのエジプト旅行へ