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商 品 説 明
開発の背景 1. 環境保全 ナチュラルウッドは、人や自然にやさしい環境を取り戻したいとの想いから開発された製品です。
21世紀を迎え、自然環境の保護・保全が一層注目されるようになってきました。 こうした中、日本の美しい山河を守る取り組みとして、国土交通省では、「第九次治水事 業7ヵ年計画(〜2003)」において 総延長3,700kmに及ぶ河川改修について、木工沈床などの多自然型工法を中心に行ってきました。
従来の強度・経済性を優先したコンクリートによる川づくりによって、本来多様な水辺の環境を破壊したことに対し反省が 2. 間伐対策 ナチュラルウッドは、地域産の杉、カラマツ等の間伐材、特に中目材を有効活用しています。 平成9年から国土交通省、林野庁が連携して、治山・治水を含めた国土保全の観点から、山林の育成と自然な環境の創出を目指し間伐材の土木への積極的な活用をすすめています。 間伐材を有効利用することで、山林の荒廃を防ぎ、ひいては、治山・治水等安全な国土づくりに貢献いたします。
3. 公共事業のコスト縮減
ナチュラルウッドは、プレキャスト化による簡単施工で、省力化・工期短縮・作業の標準化を実現し、トータルコスト縮減に貢献します。 現在、公共事業の抱える課題のひとつに、コスト縮減があげられます。国、自治体において「公共事業のコスト削減対策に関する行動計画」に基づいた事業が実施されています。 この中で、コスト縮減策として護岸設計の見直しや、護床工をカーテンブロックから木工沈床へ見直すこと等が掲げられています。 しかしながら、木工沈床等の伝統的工法は、施工技術者不足や、材料加工・施工の手間等により、実際の施工においては予期せぬコストが発生し、厳密なコスト管理が難しいものです。 ナチュラルウッドはこうした伝統工法のもつ親環境性といった利点をそのままに、プレキャスト化することで施工性を高め、現場でのトータルコスト低減にお役に立てていただける製品です。
一方、国土交通省では、平成10年度から民間開発の新技術の活用による公共事業の効率化・活性化のため、「新技術活用促進システム(NETIS)」を運用しています。 ナチュラルウッドは、同システムのデータベース登録を済ませ、さらに、「活用を図るべき技術」として、中部地方整備局の新技術活用評価委員会において、選定・評価を受けています。
4. 土木の抱える諸課題
ナチュラルウッドは、土木施工現場における種々の課題を克服する製品です。 土木工事全般について、近年あるいは将来に向かって以下の課題を克服する必要に迫られてきています。
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