高遠町相生町の枡形 (伊那市高遠町相生町)
枡形あるいは升形とも書く。 「城の一の門と二の門との間の広く平らな正方形または長方形の地。ここで敵の進む勢を鈍らせる。」(広辞苑)の施設。 また、近世の宿場において、出入口にあたる街道の部分を鉤の手に曲げ、場合によっては土塁や木戸門を築いて、通行を規制するために設けられた正方形または長方形の土地を升形という。(現地説明板より)
相生町の枡形は、道路を挟んで南北に石垣が築かれ、上の図を見ると、番所と木戸門が設けられていてようです。 枡形の左、東の方にある道が高遠の城に続く道。枡形の右、二股に分かれている道のうち上(南にあたります)は旧小原村へと続き、下(北の方角)はかつて高遠藩の桜馬場へと続きます。 写真Aの石垣の上に番所があったのかも知れません。正面カーブミラーがありますが、ここで道路が左右ともほぼ直角に二股に分かれます。