ロープ切りの種明かし

 (前ページの手順を参考にしながらご覧下さい)

 種を作ります。
 同じロープの端を10センチほど切って、図のように左手に隠し持ちます。
 
 これは余り強く握っていますと、不自然ですね。
 軽く握って保持するのが大切です。
 また演技中は決して視線をこちらに当てないことです。

 お客は常にあなたの視線と手の動きに注目しますので、
 相手の心理を別な方向に引きつけるのがマジックのコツです。
 ロープの中央をつまんで見せてから、左手に持ち替えます。
 右手でロープの中央を左手に持ち替えた状態です。

 この動作で大切なことは、ロープを左手に移すのでなく、
 右手でテーブルまたはポケットにあるハサミを取りに行く動作で行います。
 すなわち視線をハサミに向け、何気なしに左手に持ち替えます。
 ハサミをお客に見せている間に、左手は種のロープを親指を使って
 図のように種のロープを少し出して握ります。

 このような1連の操作は練習によってスムーズに出来るようにします。
 
 後は、種のロープを切るわけですが、注意したいのは、
 勢い余って種を手からハサミですっぽ抜けないようにします。

 切った後の問題は、手の中に種が残ります。
 これをいかに処分するかは、さらなる手段が必要ですが、
 ここでは必要なくとも十分です

 左手は軽く握ったまま、右手にロープを取ってお辞儀して退場します。

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