種あかし

   下図、写真(1)のように、コップと黒い用紙を用意し、
   紙は筒状にして、コップの中にすっぽり入るように作成します。(2)
 
   コップに真水を入れ、中に金魚を1匹入れておき、
   ハンカチをかけて、取り除くときに中の紙筒を一緒に抜き取ります。
   紙筒には糸を付け、ハンカチの中でつかみやすく工夫します。
    
 
     金魚は生き物、手品に使うには忍びない。 こんな時は、水中花を使いましょう。

 

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           (1)                          (2)

  演出

    これは舞台奇術。目と鼻の先では演じられませんね。

    
   ちょっと凝った効果的な方法
     コップの墨汁をかき混ぜるための、細長く切った紙を作ります。
     裏面に下3分の1ほど端を黒く塗りつぶしておきます。
     コップを見せ、この紙でかき混ぜます。
     このとき表をお客に見せておき、かき混ぜてから裏を見せて取り出します。
     墨汁で白い紙が黒くなったという現象を見せるのです。
     この動作は何気なしに行います。説明を加えるのは感心しません。

     この手品に限らず、1つの現象は1分足らずで終わってしまいます。
     これでは楽しさが半減です。
     見せる場面ははっきり見せ、間合いを取ります。
     お客は、術者の視線や手の動きに注目します。
     ここを上手にカモフラージュするのがコツ。
     無駄なおしゃべりは禁物。音楽に合わせ楽しく演じましょう。
      

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