予言の種明かし
<準備>
2組のトランプが必要です。
裏が赤と、青の組です。
(100円ショップで2組セットで購入できます)
赤裏カードからスペードの1
青裏カードからスペードの2.3.4.5とダイヤの6
の6枚を使います。
これを下図(1)のように並べます。
(1)
左から4.6.3のカードを裏返します。(2)図
(2)
以上でセットが完了です。
この(2)図の状態でテーブルに並べます。
予言のメモには
「あなたは赤カードを選ぶ」
と書いて封筒に入れておき相手に渡しておきましょう。
さて、
相手が思う数字が1から6までですね。
何を思ってもかまいません。
次の手順でカードを開けますが、
ここがこの手品の最大の種です。
しっかり理解して即座に行います。
<1と答えた場合>
Aを指さして、「1ですね(Aはトランプの1)」と言いながら、裏返します。
続けて、5と2のカードも裏返します。下図
1枚だけが赤カードですね。
<2と答えた場合>
「2ですか、1枚2枚」と左から数えて2枚目を裏返して後は同じ操作です。
<5と答えた場合>
今度は右側から数えて5枚目をさして同じ操作です。
ここがずるいところですね。
すなわち相手の答えた数字は、何を意味するかは明かしてなく、
こちらで勝手に決めるのです。
このタイミングが少し難しい。
相手に自分が指定したカードであるかのように思わせる動作がコツです。
では<6と答えた場合>
すかさずすべてのカードを表向きにします。下図
6だけが赤カードです。
<3と答えた場合>
左から数えて3枚目を開き、すべてを表向きにします。
<4と答えた場合>
右から数えて4枚目をさして、以下同じです。
これですべての数に対応出来ますね。
ここで予言の封筒を開けさせます。
6枚のカードのうち何故1枚だけが赤であるのか?
相手が不思議に思うように演じられたら、
あなたもいっぱしのマジシャンです、
注意
この手品は同じ人の前で1回限りです。
手品は同じことをその場で2度繰り返さない、のが原則ですね。
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